6月11日(金)、初めての著書が出版されました。『文字をつくる 9人の書体デザイナー』という、書体デザイナーのインタビュー集です。『文字をつくる 9人の書体デザイナー』 雪 朱里・著 誠文堂新光社・刊 定価:本体2000円+税 ISBN978-4-416-81038-5 B5判 …
ずいぶんとひさびさのブログ更新となってしまいました。さて、“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』10号が6月はじめに発売されました。今回も連載企画「名工の肖像」*1を担当。ご登場いただいたのは、TBS開…
昨日、山口信博さん(折形デザイン研究所)と石倉敏明さん(多摩美術大学芸術人類学研究所)のトークショーに行ってきた。「新包結図説・展」は昨年11月、十和田市現代美術館で開催された展覧会。観光シーズンをはずれていたにもかかわらず、約3000人の来訪…
“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』9号が2月はじめに発売されました。今回は、まず連載企画「名工の肖像」*1で嘉瑞工房の活版印刷職人・高岡重蔵さんにインタビュー。そしてもうひとつ、特別企画(?)で“…
昨日は折形デザイン研究所のトークショーを聞いた後、アップルストア銀座へ。美術出版社から『欧文組版』を上梓された、嘉瑞工房・高岡昌生さんのトークショーを聞くためだ。 欧文組版 組版の基礎とマナー (タイポグラフィの基本BOOK)作者: 高岡昌生,高岡重…
またもやひさしぶりの更新となりました。 子育て・孫育てのサイトユウchanの朝日新聞連動企画、「心のミルク あたたかい想いとともに届けたい」で、絵本の書評を新たに6冊分執筆しました。昨年12月末のお仕事でした。
昭和のくらし博物館で制作し、昨年から上映を開始した記録映画「昭和の家事」が、1月21日(木)のNHKニュースウォッチ9(平日毎日夜9時放送)で取り上げられます。番組は、いま“家事”ということがどう注目されているのか、という視点での特集になるとのこと…
1/11(月)まで三菱一号館で開催されていた「一丁倫敦と丸の内スタイル」展を観てきた。 このたび三菱地所株式会社および株式会社三菱地所設計は、三菱一号館の竣工を記念いたしまして、「一丁倫敦と丸の内スタイル展」を開催いたします。展覧会は2部構成と…
1月10日(日)、大田文化の森で開催された、清水金之助さん第二回個展(活字地金彫り*1実演会)を見てきた。会場に着くと、中央に座った清水さんを取り囲んで、熱心に見入る人、人、人。そこに熱気のかたまりのようなものができていて驚いた。会場に凝った展…
あたらしい年、2010年を迎えたと思ったら、あれよという間に1週間が過ぎてしまった。 なんとなく毎年どこかしらに「今年の目標」を書き記しているので、一度文章にしないと新たな年のスタートを切ったという気分になれない。そんなわけで、今年の目標。昨年…
※清水さんに再度直接お聞きして、開催情報を少し変更しました。(2010/01/06)来年1月10日に、活字地金彫刻師の清水金之助さんが88歳のお誕生日を迎えられます。米寿記念として、大田文化の森で第二回個展を開催されるそうです。←個展というより、実演会と考…
携わってきた書籍が、昨日、発売されました。 『グラフィックデザイナーの肖像』。 語るのは、デザインの歴史を築いてきた先達たち。問うのは、今、第一線で活躍するデザイナー。 日本のデザインの歴史、創造の原点を問い、語る。 日本のデザインの礎を築い…
ポスターハリスギャラリーで開催されているアトリエ空中線10周年記念展「インディペンデント・プレスの展開」を観に行ってきた。 アンデパンダン=自主独立な画家・作家たちのインディペンデント出版作品集を 独創的な造本で制作しつづけて高い評価を得る間奈…
『デザインノート』*1No.28が発売されました。特集テーマは「CI、VI、ブランディングのデザイン 注目の企業・商品のロゴマーク『成功の方程式』」。今回、久々に取材執筆しています。担当したのは、資生堂のCI、VI。資生堂はさかのぼること約140年前、1872年…
文字百景002号は、001号でウィーンを訪ねた戸狩淳二氏が、今度は白川で石のエリクチュール*1をたどる。彼の心をとらえたのは、白川城の搦め手(裏門)に刻まれた「感忠銘」という巨大な石碑だった。その特徴は“やげん彫り”で文字が刻まれていること。やげん…
ここしばらく、文字の本を作るべく、取材をして回っているけれど、わたし自身は専門家ではないので、文字に対する知識がまだまだ足りない。なにか自分自身に課題をつくらないと、読んでいない資料がたまるばかりなのではないかという危機感がずっとある。い…
文字百景001号は戸狩淳二「石のエリクチュールをたずねて」。“エリクチュール”とは「筆跡・表現法」のこと。戸狩氏が石に刻まれた文字に興味をもつきっかけとなった、建築家アドルフ・ロース(1870-1933)の墓標との出会いをみずみずしく記している。読み進…
以前、ある方と話していて、「世の中にあるほとんどすべてのものがデザインされていることを考えると、デザインというのはとても身近なことなのに、学校でデザインについて学ぶ機会がほとんどないというのは不思議なことだ」という話になったことがある。身…
先週、11月8日まで開催されていた「三保谷硝子店 101年目の試作展」を観に行ってきた。場所はアクシスギャラリー。 国産のガラスが産声を上げて間もない1909年(明治42)に創業した三保谷硝子店は今年100周年を迎えた。その家業が大きな転機を迎えるのは1970…
“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』8号が発売されました(1カ月半前に……。すみません!)。連載企画「名工の肖像」*1で、プリンティングディレクター・熊倉桂三さんにインタビューすべく、富山市の山田写…
昭和のくらし博物館で12月6日(日)13:30〜15:30、企画展関連イベント「朝鮮民謡と生マッコリを楽しむ会」が開催されることになりました。企画展制作メンバーとして、僭越ながらわたしも解説トークをさせていただきます(担当はマッコリです)。当日はおいし…
季節はすっかり秋になってしまったが、「サマーウォーズ」を観てきた。子どももわたしも楽しめる映画だった。くわしい話はさておき、観終わってからずっとつらつらと考えていることがある。主人公・健二が、ヒロイン夏希の曾祖母・栄と花札勝負をしていて、…
先日、パナソニック電工 汐留ミュージアムで開催中の「建築家 坂倉準三展 モダニズムを住む 住宅、家具、デザイン」展に行ってきた。 昭和の激動を刻んださまざまな出来事や社会的課題に、坂倉準三は建築作品のみならず、他の領域のクリエイター達と関わりな…
「建築家 坂倉準三展」を観た後、エキサイトイズムの記事「Web Magazine「エキサイトイズム」 | ism.excite.co.jp」で天童木工PLYの展示のことを知り、足を運んできた。 卓越した成形合板(プライウッド)技術で知られる老舗家具メーカー天童木工。昭和15年…
1週間ほど前に、「文字の本を作っています。」というブログを立ち上げました。少し前にこっそりとこのブログのサイドバーにも更新情報(RSS)を貼りつけたので、もしかするとお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。2010年に向けて、文字(書体・フォン…
2009年9月13日、米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチローが、大リーグ史上初の9年連続シーズン200安打を達成した。108年ぶりの記録更新だという。ふだん野球はほとんど見ないのだけれど、これはどうやら大変なことだぞ、と思い、14日に放映されたNHK「ス…
9月5日(土)から始まっている昭和のくらし博物館の企画展「ポッタリ一つで海を越えて」の展示作りおよび図録執筆*1を、研究会メンバーの一人として手がけました。「ポッタリ」ってなんだろう? と、このタイトルを見て思われている方が多いのではないかと思…
最近、川崎市民ミュージアムの「サンデー・マガジンのDNA」、世田谷文学館の「堀内誠一 旅と絵本とデザインと」、松屋銀座「追悼 赤塚不二夫展 ギャグで駆け抜けた72年」の3つの展覧会を立て続けに観てきた。堀内誠一、赤塚不二夫、どちらも天才である。堀内…
9月5日(土)9:30〜10:30 日本テレビで放映される「ぶらり途中下車の旅」(注:リンク先、音が出ます)に、活字直彫師の清水金之助さんが登場される予定だそうです。文字好きな方、手仕事・匠の技に興味がある方、要チェックですよ。清水さんとは → http://d…
9月1日、2日の2日間で、昭和のくらし博物館 企画展の展示替えをしてきた。わたしが企画展の勉強会メンバーに加わったのは3年前だけれど、手がけた展示はこれで2つめ。前回の企画展「家で病気を治した時代」は2年間行なっていたんである。通常、企画展の展示…