建築

三菱一号館竣工記念「一丁倫敦と丸の内スタイル」展

1/11(月)まで三菱一号館で開催されていた「一丁倫敦と丸の内スタイル」展を観てきた。 このたび三菱地所株式会社および株式会社三菱地所設計は、三菱一号館の竣工を記念いたしまして、「一丁倫敦と丸の内スタイル展」を開催いたします。展覧会は2部構成と…

「建築家 坂倉準三展」でグッドデザインの原点にふれる

先日、パナソニック電工 汐留ミュージアムで開催中の「建築家 坂倉準三展 モダニズムを住む 住宅、家具、デザイン」展に行ってきた。 昭和の激動を刻んださまざまな出来事や社会的課題に、坂倉準三は建築作品のみならず、他の領域のクリエイター達と関わりな…

「チェコのキュビズム建築とデザイン 1911-1925」展

先日銀座に行った際、INAXギャラリーにも寄って、「チェコのキュビズム建築とデザイン 1911-1925」展を観てきた。 ピカソ、ブラックが中心となって起こった20世紀初めの美術運動キュビズム。チェコでは世界で唯一、建築に応用され、プラハを中心とした各地に…

「家具講座」のお知らせ

昨年発足した家具道具室内史学会*1が、家具の連続講座を開くそうです。学会に所属していなくても参加できますので、よかったらぜひ。家具史の第一人者・小泉和子先生から和家具や日本における洋家具の歴史、しつらい方などさまざまな知識を直接学ぶことがで…

昭和レトロな広告たち 〜江戸東京たてもの園その4〜

昭和初期の商家が集まる江戸東京たてもの園の「東ゾーン」は、建物が復元されているだけでなく、なかに置かれたさまざまな小物がリアリティをかもしだしていて、とても楽しい。たとえば銭湯「子宝湯」には、たくさんの広告が掲示されていた。ハイセンスなあ…

“干し物”がうみだす生活感 〜江戸東京たてもの園その3〜

前エントリーまでに紹介した江戸東京たてもの園の写真は、おもに「西ゾーン」と「センターゾーン」、山の手通り沿いの建物たちを写したものだった。これら2つのゾーンでは主に住宅が復元・展示されている。いっぽう、「東ゾーン」には昔の商家が集まり、下町…

美は細部に宿る 〜江戸東京たてもの園その2〜

江戸東京たてもの園の建物たちは、それぞれ外観をながめるのも楽しかったけれど、なにより細部に行き届いた美意識というか、作り手のこだわりに感嘆することしばしだった。たとえば、高橋是清邸の窓枠。窓からの景観を損なうことなく、枠自体が洒落た模様と…

「建物のカケラ 一木努コレクション」展 〜江戸東京たてもの園その1〜

週末、小金井公園内にある江戸東京たてもの園に行ってきた。約7ヘクタールの敷地に、江戸時代から昭和初期まで27棟の復元建造物が建ち並ぶ施設だ。茅葺きの農家から洒落た商店、モダンなお屋敷まで、さまざまな建造物が移築されていて、見ごたえがある。一つ…

「村野藤吾 ・建築とインテリア ひとをつくる空間の美学」展

パナソニック電工 汐留ミュージアム*1で本日まで開催中の展覧会「村野藤吾 ・建築とインテリア ひとをつくる空間の美学」を、先日観てきた。 ヒューマニズムを基調とする独創性に富んだ作風を特徴とし、近代日本の建築界でつねに重要な位置を占めてきた村野…