2011-01-01から1年間の記事一覧

途切れると、あっという間に/もじ部

ずいぶん長いあいだ更新していなかったこのブログを、ようやく再開させたはずだったのに、一度途切れたらあっという間に2週間が過ぎていた。ひさびさに書き始めて「常にアウトプットをしているほうが、書くことや考えが浮かびやすい」ことを痛感したばかりだ…

手帳問題。

来年の手帳をどうするか、そろそろ決めたい。昨日すこし見て回ったけれど、決め手にかけて購入に至らず。ここ数年は「ほぼ日手帳」を愛用していたのだけれど、昨年iPhone4を買い、Googleカレンダーを使うようになったら、紙の手帳にはあまり書きこまなくなっ…

「言葉のデザイン2010」電子書籍 for iPad

「言葉のデザイン2010 オンスクリーン・タイポグラフィを考える」が、電子書籍(iPadアプリ)として登場しました。 監修は原研哉さんと永原康史さん、アートディレクションは永原さん。テキストは大城譲司さん、そして私は編集を担当させていただきました。…

変わらずあることの幸せ

原稿を延々と書きながら日付が変わり、年齢をひとつ重ねた。終わらぬ仕事を抱えたまま迎える誕生日か、とも思ったが、「書く原稿がいつもある」ということは幸せなことなんじゃないか、と思い直す。子どもは「勝利」をプレゼントしようとしてくれていたけれ…

『デザインのひきだし』の編集に参加しています

しばらくこちらを更新していなかった間の仕事をいくつか。 大きなところでは、6月に発売された『デザインのひきだし』13号から、編集に参加しています。これまでライターとして連載や取材記事など担当してきましたが、編集への参加ということで、特集のリサ…

だれもが呼んだことのある名前

ある分野のだれもがきっと名前を呼んだことはあるけれど、顔は知らない、そんな人に取材できることになった。いまからとても楽しみ。筆を下ろすまでは、果たして書けるのだろうかと不安でたまらなかった原稿。無理にでも書き進めて、ようやく不安が払拭され…

悲しい知らせと、うれしい知らせと。

スティーブ・ジョブズの訃報で幕を明けた朝。印刷会社に入ったころは、ちょうど写植からDTPへの移行期。会社にはすでに数台、Macが導入されていた。最初はもっぱら手書きで写植指定をしていたが、ほどなくしてMacも併用するように。それからずっとMac。信者…

はじまりはいつも暗中模索

某誌特集のリサーチを始める。はじまりはいつも暗中模索。これでは無理かなと思った検索ワードで狙いどおりのものが見つかる、そんな些細なことにも喜びがある。なかなか着手できない原稿。草稿を見つめるも、具体的なイメージが降りてこない。もっと深く潜…

「活字地金彫刻師 清水金之助の本」完成記念実演会を開催します。

清水金之助さん(89歳)の活字地金彫り実演会を行いま​す。日時:2011年7月17日(日)13:00 - 17:00(13:30以降にお越しいただくとよいかもしれません) 場所:大田文化の森 4F(東京都大田区中央二丁目10番1号)活字地金彫(活字直彫、種字彫刻)とは、活版…

焦土の中に萌えいずる緑

ふと書棚に目をやると、ずいぶん前に読みかけになっていた寺田寅彦の『柿の種』が目にとまった。手に取り開いた頁に書かれていたのがこの文章だった。 震災の火事の焼け跡の煙がまだ消えやらぬころ、黒焦げになった樹の幹に鉛丹(えんたん)色のかびのような…

活字地金彫刻師・清水金之助さんに「Web Designing」誌でインタビュー

2月18日に発売された「Web Designing」2011年3月号(毎日コミュニケーションズ刊)に、清水金之助さんが登場しています。「ツクルヒト」という、ものづくりに携わる人へのインタビュー連載企画です。Web Designing (ウェブデザイニング) 2011年 03月号 [雑誌…

活字地金彫刻師・清水金之助さんの本をつくります!

このブログでは数年前から何度かにわたり触れてきた、活字地金彫刻師・清水金之助さん。活字地金彫(活字直彫、種字彫刻)とは、活版印刷で使われる活字のもととなる母型(凹型)を作るための、さらにもととなる種字(父型)を、鉛と錫の合金である活字材に…

『デザインのひきだし 12』「名工の肖像」で築地活字・大松初行さん、新連載「もじ部」で字游工房・鳥海修さん

まもなく店頭に並び始める“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』12号。今回も書いております!ひとつめは以前からの連載企画「名工の肖像」*1。活字鋳造販売の老舗・築地活字で、約40年にわたり活字を鋳造し…

「日本デザインセンター50年の軌跡」特集――『デザインノート』No.35で、永井一正さん、原研哉さんにインタビューほか

1月26日に発売された『デザインノート』*1No.35は、「日本デザインセンター50年の軌跡」。昨年50周年を迎えたNDCの創立前夜から現在、そして未来をまとめた一冊まるごとNDC特集です。こちらで、NDCの創立期を支えた巨匠たちの作品と人物紹介(亀倉雄策氏、原…

電子出版による日本発のデザイン誌を創刊――『eBookジャーナル』Vol.2で、永原康史さんの記事を執筆

1月22日に発売された『eBookジャーナル』Vol.2で、電子出版による日本発のデザイン誌『de』をまもなく創刊する永原康史さんの記事を執筆しました。eBookジャーナル vol.2 (2011)―電子出版ビジネスを成功に導く総合誌 (マイコミムック) (MYCOMムック)作者: …

「秀英体100」展

1月11日からギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で文字好き待望の展覧会が開かれている。大日本印刷のオリジナル書体「秀英体」の100周年を記念して行われている、その名も「秀英体100」展だ。 いまから100年前の明治末期、秀英舎が開発した活字は完成…

「アートディレクターに個性はいらない」――『デザインノート』No.34で、副田高行さんの記事を執筆

こちらも最近の仕事……というには時間が経ってしまいましたが、やはり昨年11月末に発売された『デザインノート』*1No.34で、トヨタ「エコ・プロジェクト」、シャープ「アクオス」など数々の広告を手がけてきたアートディレクター・副田高行さんの記事を執筆し…

電子出版の夢は、eBookリーダーならではの表現にこそある――『eBookジャーナル』Vol.1で、植村八潮氏の記事を執筆

最近の仕事……というには時間が経ち過ぎてしまいましたが、昨年11月下旬に創刊された『eBookジャーナル』Vol.1で、東京電機大学出版局の植村八潮さんのインタビュー記事を執筆しました。 電子出版ビジネスを成功に導く総合誌日本の電子出版ビジネスは黎明期に…