昭和のくらし博物館の展示替え
9月1日、2日の2日間で、昭和のくらし博物館 企画展の展示替えをしてきた。わたしが企画展の勉強会メンバーに加わったのは3年前だけれど、手がけた展示はこれで2つめ。前回の企画展「家で病気を治した時代」は2年間行なっていたんである。
通常、企画展の展示期間は1年間。その1年間で勉強会メンバーが次期企画展のための調査研究を進め、1年後にまとめて、展示と図録(または書籍)をつくりあげる。ところが今回はテーマがとにかくむずかしくて、準備にじっくりと時間をかける必要があり、2年の歳月が経ってしまったというわけだ。
走り始めた時は、「ほんとうにこのテーマで展示と図録をまとめることができるのだろうか」と不安しかなく、「ムリなんじゃないか」とめげそうにもなったけれど、良い縁に恵まれ、なんとか仕上げることができた(あ、図録は現在制作中、10月初旬〜半ばの完成予定です)。昨夕、やっと完成した展示室を眺めて、本当に感無量だった。
ごく小さな一室に、みんなで手を動かして切ったり貼ったり置いたりぶら下げたりした、本当に「手づくり」の展示で、洗練とはほど遠いかもしれないけれど、こうしてみんなで駆けずり回ってひとつのものを作り上げていくという作業はいいものだなあとつくづく思う。展示は今週末からスタート。くわしくは、また、あらためて。
↓8月末まで行なわれていた企画展をまとめた書籍。
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