デザイン

「POSTALCO Wheel Printer」展

クリエイションギャラリーG8で開催中の「POSTALCO Wheel Printer」展を見てきた。 マイク・エーブルソンとエーブルソン友理の両氏が、ニューヨーク・ブルックリンで活動をはじめたデザインオフィスであり、“EQUIPMENT=道具”としてのプロダクトとして、バッ…

『デザインのひきだし15』

デザインのひきだし15作者: グラフィック社編集部出版社/メーカー: グラフィック社発売日: 2012/02/07メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 51回この商品を含むブログ (6件) を見る今回も編集に参加しています、『デザインのひきだし15』。…

「世界のブックデザイン2010-11」展

印刷博物館で2月19日まで開催中の「世界のブックデザイン2010-11」展を見てきた。会場はP&Pギャラリー。割とコンパクトなスペースだが、そこに日本、ドイツ、オランダ、スイス、中国、カナダ、オーストリアの7カ国の美しい本240冊が並ぶ。瞬く間に3時間弱が…

「言葉のデザイン2010」電子書籍 for iPad

「言葉のデザイン2010 オンスクリーン・タイポグラフィを考える」が、電子書籍(iPadアプリ)として登場しました。 監修は原研哉さんと永原康史さん、アートディレクションは永原さん。テキストは大城譲司さん、そして私は編集を担当させていただきました。…

『デザインのひきだし』の編集に参加しています

しばらくこちらを更新していなかった間の仕事をいくつか。 大きなところでは、6月に発売された『デザインのひきだし』13号から、編集に参加しています。これまでライターとして連載や取材記事など担当してきましたが、編集への参加ということで、特集のリサ…

活字地金彫刻師・清水金之助さんに「Web Designing」誌でインタビュー

2月18日に発売された「Web Designing」2011年3月号(毎日コミュニケーションズ刊)に、清水金之助さんが登場しています。「ツクルヒト」という、ものづくりに携わる人へのインタビュー連載企画です。Web Designing (ウェブデザイニング) 2011年 03月号 [雑誌…

『デザインのひきだし 12』「名工の肖像」で築地活字・大松初行さん、新連載「もじ部」で字游工房・鳥海修さん

まもなく店頭に並び始める“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』12号。今回も書いております!ひとつめは以前からの連載企画「名工の肖像」*1。活字鋳造販売の老舗・築地活字で、約40年にわたり活字を鋳造し…

「日本デザインセンター50年の軌跡」特集――『デザインノート』No.35で、永井一正さん、原研哉さんにインタビューほか

1月26日に発売された『デザインノート』*1No.35は、「日本デザインセンター50年の軌跡」。昨年50周年を迎えたNDCの創立前夜から現在、そして未来をまとめた一冊まるごとNDC特集です。こちらで、NDCの創立期を支えた巨匠たちの作品と人物紹介(亀倉雄策氏、原…

「秀英体100」展

1月11日からギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で文字好き待望の展覧会が開かれている。大日本印刷のオリジナル書体「秀英体」の100周年を記念して行われている、その名も「秀英体100」展だ。 いまから100年前の明治末期、秀英舎が開発した活字は完成…

「アートディレクターに個性はいらない」――『デザインノート』No.34で、副田高行さんの記事を執筆

こちらも最近の仕事……というには時間が経ってしまいましたが、やはり昨年11月末に発売された『デザインノート』*1No.34で、トヨタ「エコ・プロジェクト」、シャープ「アクオス」など数々の広告を手がけてきたアートディレクター・副田高行さんの記事を執筆し…

『デザインのひきだし 11』「名工の肖像」で箔押しの匠・佐藤勇さんインタビュー

10月はじめに発売された“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』11号。今回の連載企画「名工の肖像」*1では箔押しを追求し続けてきたコスモテックの匠・佐藤勇さんにご登場いただきました。コスモテックのブロ…

自分に素直に、ななめに進んできた道――『デザインノート』No.33で、えぐちりかさんの記事を執筆

9月末に発売された『デザインノート』*1No.33で、「TBS6チェン!」や「HOW TO COOK DOCOMODAKE?」など話題のプロジェクトの数々を手がけてきた電通のアートディレクター・えぐちりかさんの記事を執筆しました。えぐちさんは6月に第一子を出産されたばかり。…

『文字をつくる 9人の書体デザイナー』を出版

6月11日(金)、初めての著書が出版されました。『文字をつくる 9人の書体デザイナー』という、書体デザイナーのインタビュー集です。『文字をつくる 9人の書体デザイナー』 雪 朱里・著 誠文堂新光社・刊 定価:本体2000円+税 ISBN978-4-416-81038-5 B5判 …

『デザインのひきだし 10』「名工の肖像」で篠原榮太さんインタビュー

ずいぶんとひさびさのブログ更新となってしまいました。さて、“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』10号が6月はじめに発売されました。今回も連載企画「名工の肖像」*1を担当。ご登場いただいたのは、TBS開…

「つつむ・むすぶ・おくる」〜「新包結図説・展」トークショー

昨日、山口信博さん(折形デザイン研究所)と石倉敏明さん(多摩美術大学芸術人類学研究所)のトークショーに行ってきた。「新包結図説・展」は昨年11月、十和田市現代美術館で開催された展覧会。観光シーズンをはずれていたにもかかわらず、約3000人の来訪…

「欧文組版セミナー」と、文字についてあれこれ考えたこと

昨日は折形デザイン研究所のトークショーを聞いた後、アップルストア銀座へ。美術出版社から『欧文組版』を上梓された、嘉瑞工房・高岡昌生さんのトークショーを聞くためだ。 欧文組版 組版の基礎とマナー (タイポグラフィの基本BOOK)作者: 高岡昌生,高岡重…

『グラフィックデザイナーの肖像』

携わってきた書籍が、昨日、発売されました。 『グラフィックデザイナーの肖像』。 語るのは、デザインの歴史を築いてきた先達たち。問うのは、今、第一線で活躍するデザイナー。 日本のデザインの歴史、創造の原点を問い、語る。 日本のデザインの礎を築い…

アトリエ空中線10周年記念展「インディペンデント・プレスの展開」

ポスターハリスギャラリーで開催されているアトリエ空中線10周年記念展「インディペンデント・プレスの展開」を観に行ってきた。 アンデパンダン=自主独立な画家・作家たちのインディペンデント出版作品集を 独創的な造本で制作しつづけて高い評価を得る間奈…

継がれゆく核心、変わりゆく創造ーー『デザインノート』No.28で資生堂CI

『デザインノート』*1No.28が発売されました。特集テーマは「CI、VI、ブランディングのデザイン 注目の企業・商品のロゴマーク『成功の方程式』」。今回、久々に取材執筆しています。担当したのは、資生堂のCI、VI。資生堂はさかのぼること約140年前、1872年…

「三保谷硝子店 101年目の試作展」創造と技術の関係

先週、11月8日まで開催されていた「三保谷硝子店 101年目の試作展」を観に行ってきた。場所はアクシスギャラリー。 国産のガラスが産声を上げて間もない1909年(明治42)に創業した三保谷硝子店は今年100周年を迎えた。その家業が大きな転機を迎えるのは1970…

「建築家 坂倉準三展」でグッドデザインの原点にふれる

先日、パナソニック電工 汐留ミュージアムで開催中の「建築家 坂倉準三展 モダニズムを住む 住宅、家具、デザイン」展に行ってきた。 昭和の激動を刻んださまざまな出来事や社会的課題に、坂倉準三は建築作品のみならず、他の領域のクリエイター達と関わりな…

「天童木工PLYコレクション展 天童木工とデザイナーの軌跡〜坂倉準三建築研究所/長大作」

「建築家 坂倉準三展」を観た後、エキサイトイズムの記事「Web Magazine「エキサイトイズム」 | ism.excite.co.jp」で天童木工PLYの展示のことを知り、足を運んできた。 卓越した成形合板(プライウッド)技術で知られる老舗家具メーカー天童木工。昭和15年…

ラストショウ:細谷巖アートディレクション展

8月18日、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)に「ラストショウ:細谷巖アートディレクション展」を観に行ってきた。 1階には細谷巖の自選ポスター(22点)新聞広告(2点)が展示されています。自選と言っても社会的評価が高かった作品ばかりです。すで…

アートスペースVEGAの「紙袋を折りかえる・展」

自分自身のルーツと正面から向き合うことの大切さ。大きな歴史の流れのなかに確かに自分自身がいる、すべてはつながっているのだということ。そのことを痛感した体験だった。遠く連なる立山連峰、豊かに繁る木々の葉。青々とした稲のあいだを駆け抜けてゆく…

「倉俣史朗 To be free」藤塚光政展

過日、西麻布のギャラリー「夢のカタチ」で行なわれている写真家・藤塚光政さんの個展を観てきた。清潔感のある小さな白い空間の壁に、倉俣史朗作品を撮影した写真が1点ずつガラスの板にはさまれ、立てかけられていた。ふっと目を向けては目を離せなくなる写…

「チェコのキュビズム建築とデザイン 1911-1925」展

先日銀座に行った際、INAXギャラリーにも寄って、「チェコのキュビズム建築とデザイン 1911-1925」展を観てきた。 ピカソ、ブラックが中心となって起こった20世紀初めの美術運動キュビズム。チェコでは世界で唯一、建築に応用され、プラハを中心とした各地に…

矢萩喜從郎展「Magnetic Vision/新作100点」

ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催中の矢萩喜從郎展「Magnetic Vision/新作100点」を観た。 1988年の「Shot by a Sight」から続く矢萩喜從郎氏の視覚世界への探求。「Perceiving by Sight」(1992)、「One’s Point of View」(1994)、「Hidden Accumula…

文字は語る「原田幹久さんに聞く 書とフォント」【追記あり】

月刊DTPWORLDで連載していた「文字は語る」最後の1本が公開されました。最後は紙媒体ではなく、月刊DTPWORLDの版元であるワークスコーポレーションが運営しているCGデザイナー・Webデザイナー・グラフィックデザイナーのためのクリエイティブ・タブロイド wi…

佐藤修悦『ガムテープで文字を書こう』

駅の工事現場から生まれた文字 佐藤修悦さんが本を出されたと知り、早速手に入れた。本のタイトルは、『ガムテープで文字を書こう』。「修悦体」で組まれたタイトル文字を表紙に見て、思わず顔がほころぶ。ガムテープで文字を書こう! ―話題の新書体「修悦体…

文字は語る「杉本幸治さんに聞く 本明朝」

取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」の2009年5月号*1で、書体デザイナーの杉本幸治さんに「本明朝」についてうかがいました。 リョービイマジクスの基幹書体「本明朝」は、筆書きの感覚を残した優雅な柔らかさと、力強さとをあわ…