2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『グラフィックデザイナーの肖像』

携わってきた書籍が、昨日、発売されました。 『グラフィックデザイナーの肖像』。 語るのは、デザインの歴史を築いてきた先達たち。問うのは、今、第一線で活躍するデザイナー。 日本のデザインの歴史、創造の原点を問い、語る。 日本のデザインの礎を築い…

アトリエ空中線10周年記念展「インディペンデント・プレスの展開」

ポスターハリスギャラリーで開催されているアトリエ空中線10周年記念展「インディペンデント・プレスの展開」を観に行ってきた。 アンデパンダン=自主独立な画家・作家たちのインディペンデント出版作品集を 独創的な造本で制作しつづけて高い評価を得る間奈…

継がれゆく核心、変わりゆく創造ーー『デザインノート』No.28で資生堂CI

『デザインノート』*1No.28が発売されました。特集テーマは「CI、VI、ブランディングのデザイン 注目の企業・商品のロゴマーク『成功の方程式』」。今回、久々に取材執筆しています。担当したのは、資生堂のCI、VI。資生堂はさかのぼること約140年前、1872年…

文字百景マラソン002 やげん彫り

文字百景002号は、001号でウィーンを訪ねた戸狩淳二氏が、今度は白川で石のエリクチュール*1をたどる。彼の心をとらえたのは、白川城の搦め手(裏門)に刻まれた「感忠銘」という巨大な石碑だった。その特徴は“やげん彫り”で文字が刻まれていること。やげん…

文字百景マラソン000 マラソンのはじまり

ここしばらく、文字の本を作るべく、取材をして回っているけれど、わたし自身は専門家ではないので、文字に対する知識がまだまだ足りない。なにか自分自身に課題をつくらないと、読んでいない資料がたまるばかりなのではないかという危機感がずっとある。い…

文字百景マラソン001 石のエリクチュールをたずねて

文字百景001号は戸狩淳二「石のエリクチュールをたずねて」。“エリクチュール”とは「筆跡・表現法」のこと。戸狩氏が石に刻まれた文字に興味をもつきっかけとなった、建築家アドルフ・ロース(1870-1933)の墓標との出会いをみずみずしく記している。読み進…

“向こう側”への想像力

以前、ある方と話していて、「世の中にあるほとんどすべてのものがデザインされていることを考えると、デザインというのはとても身近なことなのに、学校でデザインについて学ぶ機会がほとんどないというのは不思議なことだ」という話になったことがある。身…

「三保谷硝子店 101年目の試作展」創造と技術の関係

先週、11月8日まで開催されていた「三保谷硝子店 101年目の試作展」を観に行ってきた。場所はアクシスギャラリー。 国産のガラスが産声を上げて間もない1909年(明治42)に創業した三保谷硝子店は今年100周年を迎えた。その家業が大きな転機を迎えるのは1970…

『デザインのひきだし 8』でプリンティングディレクター・熊倉桂三さんにインタビュー。

“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』8号が発売されました(1カ月半前に……。すみません!)。連載企画「名工の肖像」*1で、プリンティングディレクター・熊倉桂三さんにインタビューすべく、富山市の山田写…

「朝鮮民謡と生マッコリを楽しむ会」参加者募集中!

昭和のくらし博物館で12月6日(日)13:30〜15:30、企画展関連イベント「朝鮮民謡と生マッコリを楽しむ会」が開催されることになりました。企画展制作メンバーとして、僭越ながらわたしも解説トークをさせていただきます(担当はマッコリです)。当日はおいし…