2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

人生は螺旋状

昨日のエントリー「「MediaMarker」で蔵書管理 - 雪景色」で書いたように、蔵書管理ツール「MediaMarker」を使い始めたことをきっかけに、積ん読発掘・撲滅運動に火がついている。今日はしばらくちゃんと眺めていなかった本棚を見直してみたら、引っ越しや幾…

「MediaMarker」で蔵書管理

どうもわたしは、食べ物と本にはお金を惜しまない性質のようで、気になる本を見かけるとつい次々と買ってしまう。さらに2つの図書館に定期的に通っているのだけれど、そこでも毎回どかどかと本を借りてきてしまう。しかしなにしろ遅読なもので、そんなに読め…

「村野藤吾 ・建築とインテリア ひとをつくる空間の美学」展

パナソニック電工 汐留ミュージアム*1で本日まで開催中の展覧会「村野藤吾 ・建築とインテリア ひとをつくる空間の美学」を、先日観てきた。 ヒューマニズムを基調とする独創性に富んだ作風を特徴とし、近代日本の建築界でつねに重要な位置を占めてきた村野…

池田晶紀個展「太陽とみどり」

「KANZAN あきち(仮)」で開催されていた写真家・池田晶紀さんの個展「太陽とみどり」を観てきた。 七五三、成人式、結婚式など人生の晴れ姿を記録する写真館。 そんな写真館の息子として育った池田が、2003年からはじめたシリーズ『休日の写真館』は…

「白」原研哉展

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で行なわれている「白」原研哉展を観てきた。 シンプルさの中にある、洗練された美しさ。未知なるデザインの課題に挑戦し続ける原 研哉。 今回の展覧会は、余分なものをなくすこと、そして、ものの本質を知ろうとす…

Helvetica展「A tribute to Typography 〜ヘルベチカの過去・現在・未来」

ラフォーレミュージアム原宿で昨日からスタートしたHelvetica展「A tribute to Typography 〜ヘルベチカの過去・現在・未来」を観に行ってきた。 1957 年に、スイスのハース鋳造所でエドワード・ホフマンとマックス・ミーディンガーによってデザインされたと…

「歴史を学んでなにになるの?」

歴史を学ぶ、研究するということは、実用的ではないかもしれない。だからよく、歴史の研究者に向けて、タイトルのような質問が放たれるそうだ。けれども、歴史を知ることは無意味なことだろうか?進むべき未来がわからなくなったとき、来し方を振り返ること…

文字は語る「グループ・タイポに聞く 漢字タイポスの設計思想」

取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」、2008年11月号*1は、「漢字タイポス」に新たなウェイトが追加されたことを受け、グループ・タイポの桑山弥三郎さん、伊藤勝一さんに「漢字タイポス」の設計思想について語っていただきました…

「NEO JAPAN STYLE PACKAGE」展

竹尾見本帖本店2階で行なわれている「NEO JAPAN STYLE PACKAGE」展を観てきた。 今、改めて日本の包装について考え、学び、その根底にある 日本の「モノ」や「コト」や「ヒト」に対する感覚を 自分たちの中に呼び起こし、 現在に生きるデザイナーとして応用…

ゼラチンシルバーセッション08展「Save The Film」

アクシスギャラリーで開催されていたゼラチンシルバーセッション08展「Save The Film」を観た。 フィルムを使用する「銀塩写真」は世界的なカメラのデジタル化により、市場規模が急速に縮小し、消滅しつつあります。それは銀塩写真でしか表現出来ない独特の…

謎は決して解き明かされないし、悩みは尽きることがない。

若いころは、なんでも白黒はっきりしないといけないものだと思っていました。いまは悶々と悩んでいるけれど、どこかにきっと悩みのまったくない世界が開けているのだと信じていて、どうにかしてそこにたどり着きたくてもがいていました。努力すればわからな…

『デザインのひきだし 6』で種字彫刻師・清水金之助さんにインタビュー。

“プロなら知っておきたいデザイン・印刷・紙・加工の実践情報誌”『デザインのひきだし』6号が発売。前号からスタートした連載「名工の肖像」*1、今回は種字彫刻師・清水金之助さんにご登場いただきました。種字彫刻とは、活版印刷で使われる活字のもととなる…