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文字百景マラソン002 やげん彫り

文字百景002号は、001号でウィーンを訪ねた戸狩淳二氏が、今度は白川で石のエリクチュール*1をたどる。彼の心をとらえたのは、白川城の搦め手(裏門)に刻まれた「感忠銘」という巨大な石碑だった。その特徴は“やげん彫り”で文字が刻まれていること。やげん…

文字百景マラソン000 マラソンのはじまり

ここしばらく、文字の本を作るべく、取材をして回っているけれど、わたし自身は専門家ではないので、文字に対する知識がまだまだ足りない。なにか自分自身に課題をつくらないと、読んでいない資料がたまるばかりなのではないかという危機感がずっとある。い…

文字百景マラソン001 石のエリクチュールをたずねて

文字百景001号は戸狩淳二「石のエリクチュールをたずねて」。“エリクチュール”とは「筆跡・表現法」のこと。戸狩氏が石に刻まれた文字に興味をもつきっかけとなった、建築家アドルフ・ロース(1870-1933)の墓標との出会いをみずみずしく記している。読み進…