『デザインのひきだし15』

デザインのひきだし15

デザインのひきだし15

今回も編集に参加しています、『デザインのひきだし15』。ひきだし史上最高のぶあつさと重さ。表紙はレンチキュラーで、角度によって特集1のタイトルが消えてしまいます。

特集1は「自分で印刷・加工を発注しよう!」。印刷加工の発注の仕方から、個人でも購入可能な紙商、本文にも使える価格のすてき色紙の紹介(実物付き)、製本会社の紹介などなど……。私は巻頭のインタビューを中心に編集または執筆を担当しました。インタビューのラインナップは尾原史和さん(スープ・デザイン)、大原健一郎さん(ナイン)、鶴見智博さん(印刷設計)、高田唯さん(オールライト工房)。手軽に本をつくりたいときに活用できる「編集部おすすめ フォトブック10」なんていう企画も。

特集2は「2011年ベスト・ブックデザインはこれだ」。アイデア編集長・室賀清徳さん、デザイン書編集者・宮後優子さん、そしてデザインのひきだし編集長・津田さんセレクト。
特集3は「飛び出す! 動く! 3D印刷A to Z」

今回の担当連載では、「もじ部」でモリサワ文研(モリサワ書体をつくっている会社)を訪問。兵庫県明石市まで行ってまいりました。モリサワ文研の書体デザイナーさんたちに、書体のつくり方や、良い書体の見分け方を聞いています。
名工の肖像」では、書籍に使用されるスピンや花布でおなじみ、伊藤信男商店の二代目社長・伊藤芳雄さんに波瀾万丈の人生をインタビュー。お父上の伊藤信男さんの写真も公開しています。

もじっ子にはうれしい「秀英体101」なんていう新連載もスタート*1。「本づくりの匠たち」では、原料パルプの匂い嗅ぎすぎの名久井直子さんと大島依提亜さんの写真をお楽しみください。

そして今回も付録が充実! 主要製紙メーカーの本文用紙を中心に、パッと紙厚を比較することができる「紙厚比較早見表」(がんばりました…!)、大和板紙スペシャル見本(分厚さの理由!)、赤青メガネ、シンクログラムのメカ犬ハガキ……と、とにかくぎっしり。まずはその分厚さと重さをお確かめください。今週はじめから、徐々に書店に並び始めています。

*1:担当者は私ではありません。