印刷

「POSTALCO Wheel Printer」展

クリエイションギャラリーG8で開催中の「POSTALCO Wheel Printer」展を見てきた。 マイク・エーブルソンとエーブルソン友理の両氏が、ニューヨーク・ブルックリンで活動をはじめたデザインオフィスであり、“EQUIPMENT=道具”としてのプロダクトとして、バッ…

「活字発祥の碑」

中央区築地のビルの一角に「活字発祥の碑」がある。昨日、印刷図書館で調べものをしていた際に、この石碑に関する資料をたまたま見かけたので、メモしておく。「活字発祥の碑」は昭和46(1971)年5月末に建てられた。石碑建設のきっかけとなったのは、活字発…

『デザインのひきだし』の編集に参加しています

しばらくこちらを更新していなかった間の仕事をいくつか。 大きなところでは、6月に発売された『デザインのひきだし』13号から、編集に参加しています。これまでライターとして連載や取材記事など担当してきましたが、編集への参加ということで、特集のリサ…

「活字地金彫刻師 清水金之助の本」完成記念実演会を開催します。

清水金之助さん(89歳)の活字地金彫り実演会を行いま​す。日時:2011年7月17日(日)13:00 - 17:00(13:30以降にお越しいただくとよいかもしれません) 場所:大田文化の森 4F(東京都大田区中央二丁目10番1号)活字地金彫(活字直彫、種字彫刻)とは、活版…

活字地金彫刻師・清水金之助さんの本をつくります!

このブログでは数年前から何度かにわたり触れてきた、活字地金彫刻師・清水金之助さん。活字地金彫(活字直彫、種字彫刻)とは、活版印刷で使われる活字のもととなる母型(凹型)を作るための、さらにもととなる種字(父型)を、鉛と錫の合金である活字材に…

消える専門職【追記あり】

12月13日(土)、活字研究会で活版印刷に関連するビデオの放映会を行なうとのお誘いを受けて、参加してきた。上映されたのは次の映像*1。 NHK歴史ドキュメント「海を渡った李朝活字 〜家康の大出版計画〜」1987.2.21 「秀英体活字と組版 その手が文字を作る…

グーテンベルク「42行聖書」の前で

印刷博物館の企画展「ミリオンセラー誕生へ! −明治・大正の雑誌メディア−」を観た後、総合展示を駆け足で。何度か訪れていながら、いつも十分な時間がとれず後悔します。今回はグーテンベルク「42行聖書」原葉の前で立ち尽くしてしまいました。 いま作って…

玉しきを雪に見立てて。

名刺を新しくしました。 よく見えないかもしれないけれど、白い紙の表面にうっすらふんわりと水玉模様が施されています。「玉しき」*1という特殊紙にスミ色で文字を刷りました。長らく、乳白色の透明感のあるスケルトン台紙にグレーの筆文字で名前を刷った名…

「サンキさんの残したカタチ」

ポストをのぞくと、「サンキさんの残したカタチ」が届いていた。先月末のことだ。5月に四谷で行なわれた「活版凸凹フェスタ2008」というイベントの片隅で、「サンキさんの残したカタチ」という特別企画展示が行われていた。墨田区にあった町のちいさな活字版…

活字鋳造見学体験会

かれこれ半年も前になってしまいましたが、以前、築地活字の活字鋳造見学体験会に参加しました。記事を埋もれさせておくのももったいないので、以下に公開します(以下、2007年11月に書いた文章です)。* * * *2007年11月17(土)、横浜市の築地活字主催…

「活版凸凹フェスタ2008」に行ってきた。

朗文堂 アダナ・プレス倶楽部が主催し、5月2日から行われている「活版凸凹フェスタ」に行ってきた。 「活版凸凹フェスタ」は、活字版印刷(以下カッパン・活版ともします)にまつわるさまざまを集めた楽しいお祭りです。活字をもちいて印刷をおこなう「活字…