文字
12月13日(土)、活字研究会で活版印刷に関連するビデオの放映会を行なうとのお誘いを受けて、参加してきた。上映されたのは次の映像*1。 NHK歴史ドキュメント「海を渡った李朝活字 〜家康の大出版計画〜」1987.2.21 「秀英体活字と組版 その手が文字を作る…
印刷博物館の企画展「ミリオンセラー誕生へ! −明治・大正の雑誌メディア−」を観た後、総合展示を駆け足で。何度か訪れていながら、いつも十分な時間がとれず後悔します。今回はグーテンベルク「42行聖書」原葉の前で立ち尽くしてしまいました。 いま作って…
取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」2008年12月号*1は、サントリー烏龍茶やユナイテッドアローズの広告で知られるアートディレクター葛西薫さんの登場です。サントリーのコーポレートロゴやTORAYA CAFE、雑誌『ku:nel』など、数々…
ラフォーレミュージアム原宿で昨日からスタートしたHelvetica展「A tribute to Typography 〜ヘルベチカの過去・現在・未来」を観に行ってきた。 1957 年に、スイスのハース鋳造所でエドワード・ホフマンとマックス・ミーディンガーによってデザインされたと…
取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」、2008年11月号*1は、「漢字タイポス」に新たなウェイトが追加されたことを受け、グループ・タイポの桑山弥三郎さん、伊藤勝一さんに「漢字タイポス」の設計思想について語っていただきました…
取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」、2008年10月号*1は、ブックデザイナーにして季刊『d/SIGN』誌責任編集の鈴木一誌さんのご登場。活版〜写植を経て黎明期からいち早くDTPを導入し、使い手の立場からデジタルフォントを見続けて…
7月末に発売された雑誌『広告』(博報堂)の特集が、全編「漢字タイポス」で組まれていると聞いたのは、すこし前のことでした。「タイポス」。写植世代にはたいへん懐かしいフォントです。 1960〜70年代に一世を風靡し、新書体ブームのきっかけをつくったデ…
某月某日、東京ミッドタウン内にある21_21 DESIGN SIGHT*1に、地球文字探検家 浅葉克己ディレクション。「祈りの痕跡。」展を観にいってきた。展覧会開催前に月刊「DTPWORLD」連載「文字は語る」の取材で浅葉さんにお話を聞いていた*2ので、とても楽しみにし…
某月某日、サントリー美術館*1にて「初公開 松坂屋京都染織参考館の名品 小袖 江戸のオートクチュール」展も観てきた。 江戸時代の服飾形式の中心であった小袖は、形がシンプルなため、模様や色などの意匠を見せることが重視された衣服です。上層階級の女性…
取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」、2008年9月号*1は、アートディレクターにして地球文字探検家の浅葉克己さんが登場。7月19日から9月23日まで21_21DESIGN SIGHTで開催されている「祈りの痕跡。」展を通し、「文字」「書くとい…
月刊「DTPWORLD」*1で連載中の「文字は語る」*2が、今月のはじめに書籍化されました。わたしは2人のライターさんの後を引き継ぎ、2007年7月号から取材執筆を担当してきました。今回所収されているインタビュー(作り手は考える/使い手は考える)18人分のう…
取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」、2008年8月号*1で、描き文字師・装丁家の平野甲賀さんに「描き文字の力」について語っていただきました。圧倒的な存在感と個性を放つ平野甲賀さんの描き文字は、きっとだれもが一度は目にした…
取材・執筆を担当している月刊DTPWORLDの連載企画「文字は語る」、2008年7月号*1ではグラフィックデザイナー永原康史さんに「デジタルフォントがもたらしてくれる新たな文字の楽しみ」について語っていただきました。* * * *『日本語のデザイン』という…
僕の描き文字作者: 平野甲賀出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2007/05/19メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (18件) を見る平野甲賀さんの『僕の描き文字』を読んだ。これまで数千冊の装丁を手がけてきた「描き文字師」平野甲賀さんが1…
いま『文字のデザイン書体のフシギ』という本を読み進めていて、これがすこぶる面白い。神戸芸術工科大学で主に1年生を対象に行われた連続特別講義録。祖父江慎さんの講演録は口調がそのままに写し取られたような感じで、読んでいると祖父江さんの声が聞こえ…
かれこれ半年も前になってしまいましたが、以前、築地活字の活字鋳造見学体験会に参加しました。記事を埋もれさせておくのももったいないので、以下に公開します(以下、2007年11月に書いた文章です)。* * * *2007年11月17(土)、横浜市の築地活字主催…
モリサワからのリリースより。 『文字は生きている』三宅康文展 2008年6月25日(水)〜29日(日) 10:00-18:00(最終日16:00) 練馬区立美術館「じゅん」(モリサワ)や「JTCウイン」(ニィス)など数多くの書体のデザイナーとして知られる三宅康文(みやけ…
「素敵なあなたの周りにあるものは、不思議にいつも素敵です。」をキャッチフレーズに、 素敵な人を取り囲むモノたちを見る事で、その素敵な人の持つ何かを探し出す。 sunnybookはモノを見る事で素敵な人の持つ「何か」を探るミニブックです。 というコンセ…
さて、たまには仕事の話でも(笑)。 『デザインノート』*1No.19が出ました。今回の特集は「探る!タイポグラフィ」。[rakuten:book:12937696:detail] (Amazonではまだ表紙画像が掲載されていない〜)このごろ文字関係(に限らずですね)の講演会で引っ張り…
DTPWORLD2008年6月号*1の連載企画「文字は語る」担当第12回では、web、紙、映像、空間とさまざまな媒体で端正なタイポグラフィを展開しているアートディレクターの川上俊さんを取材。「まず最初に文字だけをテーマにしたプレゼンを行う」というだけあって、…
朗文堂 アダナ・プレス倶楽部が主催し、5月2日から行われている「活版凸凹フェスタ」に行ってきた。 「活版凸凹フェスタ」は、活字版印刷(以下カッパン・活版ともします)にまつわるさまざまを集めた楽しいお祭りです。活字をもちいて印刷をおこなう「活字…
丸谷才一氏の『思考のレッスン』を読んでいたら、活字の組み方と理解度について語っている部分があった。興味深いので抜粋。 ー(略)丸谷さんの読書法は尋常ならざるところがあって(笑)、いつも驚いたり感心したりですが、その一つは、丸谷さんが同じ本を…