『デザインノート』No.19で祖父江慎さん驚異の合成フォントを紹介

さて、たまには仕事の話でも(笑)。
『デザインノート』*1No.19が出ました。今回の特集は「探る!タイポグラフィ」。

[rakuten:book:12937696:detail]
Amazonではまだ表紙画像が掲載されていない〜)

このごろ文字関係(に限らずですね)の講演会で引っ張りだこの祖父江慎さんを取材し、文字について愛情たっぷりに語っていただきました。

今回の取材でまず楽しみだったのが、コズフィッシュ*2のニューオフィス。取材時期が引っ越し直後だったので、前の事務所の膨大な蔵書数を思い浮かべつつ(そして引っ越し直前にこの仕事で取材した際、「ほんとに引っ越しできるのかな」と青ざめてらしたので)、大丈夫かな?と伺ってみたら、「まだまだ全然片付いてないんです〜」とおっしゃりつつも、すごく素敵なところでした! 玄関を入ったところから、壁面はほぼ本棚。まだ並べ切れていないとのことでしたが、眺めているだけでワクワクしてきます。

祖父江さんのオフィスは事務所兼ご自宅なのですが、撮影の際、ご自宅部分も惜しげもなく見せてくださいました。気持ちのよいベランダ、「空を見るための部屋」、壁面いっぱいに恐竜のミニチュアフィギュアを並べる予定の部屋……。まことちゃんの服を着た猫目小僧のフィギュアもある!ああ、なんて楽しいの!

外枯玉雄さん(広報担当)*3もお元気でした。仮住まいのプラケースでのんびり過ごしていましたよ。

オフィス(+自宅)紹介だけで記事が作れそうな勢いでしたが、今回の趣旨はそうではないので、泣く泣く載せられなかったカット多数。でも、オフィスの様子ももちろん掲載しています。

そして本題の文字話。話し出したら止まらない〜〜〜のです!「ここまでやるか!」と驚愕・驚異の合成フォントの紹介、そしていま文字好きさんたちがこぞって注目しているであろう、祖父江慎さん監修の『フォントブック[和文基本書体編] (+DESIGNING)』のメイキングを紹介しています。とにかく校正が大変(そりゃそうだ…)ということで、取材に伺った4月のはじめごろには「いつ発売になるかなあ…」と遠い目をされていましたが、発売されましたね! ちょうど『デザインノート』No.19と同時期の発売でうれしい。この『フォントブック[和文基本書体編] (+DESIGNING)』、すごくいいですよ。おすすめです*4。この後、「ファンシー書体編」も制作中とのことです。あっ、もちろん『デザインノート no.19―デザインのメイキングマガジン トップアートディレクターの文字表現の美技探る!タイポグラフィ (SEIBUNDO Mook)』と併せてご覧くださいね。

*1:公式サイト http://design-note.jp/

*2:祖父江さんの会社です。

*3:ミシシッピーアカミミガメ(いわゆるミドリガメというやつです)。お風呂で飼い始めたら、急に大きくなっちゃったらしいです。

*4:『デザインノート』とは出版社が違うのですが。