電子出版による日本発のデザイン誌を創刊――『eBookジャーナル』Vol.2で、永原康史さんの記事を執筆

1月22日に発売された『eBookジャーナル』Vol.2で、電子出版による日本発のデザイン誌『de』をまもなく創刊する永原康史さんの記事を執筆しました。

記事タイトルは「従来の出版の枠組みでは、もはや読み手に届かない。新デザイン誌で改めて電子書籍のフォームをつくりたい。」。永原さんはこれまで、書籍を中心としたグラフィックデザインに取り組み、著書『日本語のデザイン』で日本の文字、組版の歴史をまとめる一方で、1990年代初頭からCD-ROMをはじめとする数々の電子媒体を手がけてきました。紙と電子媒体双方のデザインを知り尽くした永原さんにお聞きする「自ら電子デザイン誌の創刊に至った理由」や、苦労しながらも楽しんで作り上げている誌面フォーマットの考え方、工夫といったお話は腑に落ちるものばかりで、はやく『de』を見てみたいと期待が高まります。電子書籍における文字の組み方や書体の選択についての考え方についても少しうかがっています。

1月27日(木)にはアップルストア銀座創刊記念トークセッションが開催されるとのこと。出演者は天野祐吉さん(エッセイスト)、木本圭子さん(アーティスト)、港千尋さん(写真家)ほか。こちらも面白そうです。

【参考】
*永原康史さんが主宰する電子出版レーベル「epjp
*epjpのTwitterアカウント @epjp_book
永原康史事務所