あるがままを受け止める

昨日参加した某ワークショップで、講師の方のある言葉が心に残った。

あるがままを受け止めて、そこから何ができるか考えよう。

差別や偏見に苦しむ人々への支援活動を行なっている立場からの言葉で、実際に行動に移してきた人ならではの重みをたたえていた。

「あるがままを受け止める」ということの大切さを考える。これが意外にむずかしい。「あるがまま」からはつい目をそらしたくなるものだ。それはたいていの場合、自分になにかマイナス面やネガティブな感情が存在するからで。それを「あるがまま受け止める」勇気がないと、つい言い訳を口走ったり、他人のせいにしたりしてしまう。

けれどひとたび「あるがままを受け止め」「そこから何ができるかを考える」、現状のなかでできる限りのことをしようと決意した人は、どんな硬い岩をも砕いて道を切り拓いていくことができる。そんな気がする。