プラスアルファがプロの証し

録画してあったなかから、6月10日放映の「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見た。野生の猛禽類を救い続ける獣医師・齋藤慶輔さんの回。

ペットや家畜と違い、野生の猛きん類の治療に教科書はない。齊藤は、試行錯誤を重ね、自ら治療法を編み出してきた。
だからこそ齊藤は、野生動物と向き合う時、覚悟をもって臨む。「動物の前にいるのは自分しかいない。最良を目指し、最善を尽くす」
野生動物の命をつなぎ止めるために、自らを追い込み、全身全霊で治療にあたる。

http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080610/index.html

昨日まで読んでいた『バガボンド』にも通じる。「自分しか、いない」その覚悟こそが、困難を困難でなくする。
最後に問われた、「プロフェッショナルとは」に対する齋藤さんの答え。

まず、どのような状況においても、自分の使命はきちんと果たす。それ以外に、人がまったく予定していなかったプラスアルファのなにかをゲットしてくることができる人。それがプロフェッショナルではないかと思います。

予想を上回る結果を出せてこそプロフェッショナルなんだと思う。それはわたしたちの仕事にも通じる。