文字は語る「清水金之助さんに聞く 活字地金彫刻」

snow82007-10-12

DTPWORLD2007年11月号*1の連載企画「文字は語る」担当第5回では、活字地金彫師の清水金之助さんを取材。『人間会議』2006年冬号に続き、清水さんに取材をするのは2回目です。今回もなにもない平面に下書きもせず文字を逆彫りしていく鮮やかな手つきを拝見してきました。
現役で仕事をしていた時は絶えず納期との厳しい闘いがあったそうですが、現在は満足のいくまで一文字一文字に取り組むことができるので、彫ることが楽しくてしょうがない、という清水さん。昨日より今日、今日より明日のほうが確実に巧くなっているという実感があるのだとか。御年85歳にして日々進化し続けている技。ほんとうに素晴らしいです。清水さんの技を、そして清水さんという方のことを、一人でも多くの方に知っていただきたいと心から思います。興味を持たれた媒体の方、ぜひご連絡ください。

それにしても、清水さん、そして奥様の心づくしがあたたかく、楽しい取材でした。
誌面には地金彫りの工程をわかりやすく掲載しています(誌面の都合上、要約していますが)。ご覧いただければうれしいです。

そうそう、今回、特集テーマも文字です。「伝わる文字、使える文字」。読み応えありますよ。