『デザインノートNo.4 紙』

No.2以降、編集ライターとして関わっているデザインのメイキングマガジン『デザインノート』。
No.4は9人のアートディレクターさんがさまざま風合いの白い紙にデザインした作品が挟み込まれているのがポイント。珍しい紙もあるので、触ってみるとなかなか楽しい。
担当した記事は以下の4本。
1)「五感すべてに訴えかける異形のブックデザイン----祖父江慎
伝染るんです』や『言いまつがい』の装丁でおなじみ、祖父江慎さんを取材しました。長年憧れていた方でしたので、取材に行けることが決まった時には天にも昇る気持ち。そして取材の楽しかったこと。ご自分の作品を「かわいいでしょー」と言いながら心から楽しそうに解説してくださる祖父江さんは、とてもかわいらしい方でありました。
2)「心を静かに揺さぶる繊細で清らかな作品世界----渡邉良重」
内田也哉子さんの初めての絵本として注目された『BROOCH』。
ブローチ
下の絵が透けて見えるこの美しい絵本は、もともとは渡邉良重さんがつくったカレンダーでありました。この『BROOCH』を中心に、カレンダーやクリスマスカードなどといった渡邉さんの作品を紹介しています。ちなみに渡邉さんは、ワコールのショップ「une-nana-cool(ウンナナクール)」の広告や店舗開発などのアートディレクションを手がけているデザイナーさんでもあります。

3)「折形、それは心のかたち 紙そのものをメッセージにする礼法
  ----折形デザイン研究所」(6頁)

折形とは、古来から日本に伝わる、清らかな和紙で贈りものを包む作法のこと。ワークショップの開催やオリジナル商品の開発を通して折形の美と精神を現代に伝える折形デザイン研究所の活動を取材しました。お話をしてくださったのは、折形デザイン研究所代表の山口信博さん。

4)デザイナーのための紙の使い方・選び方基礎講座