Heart Line Prize審査協力

Heart Line Prize 2005「メッセージ部門」の一次審査を担当。応募用紙に万年筆で書かれた「ありがとう」を伝えるメッセージの数々を読むというお仕事でした。どの応募作品もすごくよかった。「ありがとう」のメッセージって、ただでさえ心あたたまるものが多いのに、加えて万年筆の手書き文字。これがなんとも言えない味わいを醸し出していて、目頭が熱くなることしばし。下読みという位置づけの一次審査とは言え、なかなか絞り込めない困った状況に陥るほどでした。

受賞作品は『ありがとうと、思っていないわけではない。ためているのだ。』という本として出版されています。デザインは副田高行さん。全編、丸明オールドという書体で組まれた、あたたかく品のよい素敵な本に仕上がっています。*1


それにしても、やっぱり「ありがとう」って素敵な言葉なのです。そして「手書き」はいい。しみじみ実感したお仕事でした。

*1:本には携わっていません