言葉が身体を重くする。

「忙しい」と言うのをやめよう。

その言葉を発するたび、自分のものだったはずの時間は他人主導のものとなり、身体は重く、新たな場所に向かうことへの躊躇が増す。物事への反応が鈍る。

「忙しい」と言うたび、逃げ場をつくることになる。できないことへの言い訳をつくることになる。

「忙しい」と口にすること、ましてやそれを自慢することは恥ずかしいことなのだと、いつでも覚えていよう。