サンドイッチみたいな「たいやき」

G8〜gggめぐりをしたときに、新橋で「たい焼 櫻家」の前を偶然通り、思わず立ち止まった。ちょうど少し前に「新橋のおいしいたいやき」の話を聞いたばかりだったのだ。ふつうたいやきの皮はあんこを完全にくるみ、ふちは閉じているものだけれど、ここ櫻家のたいやきは、ふちが閉じず、あんこが見える状態になっているのだという。それってどういうこと?! 方向音痴のわたしが、事前に場所を調べて行ったでもなくたどりついたということは、きっと「ぜひ食べなさい」と引き寄せるなにかの力が働いたのにちがいない! …と、たいへん都合のいい解釈をして一つ購入、焼きたてを食べたくてその場で頬張った。

ぶあつい皮2枚に、あんこがサンドされているようなかたち。ぱくりとかじると、カリカリッとした外側の香ばしい食感に続き、しっとりふわっとした内側の食感にたどりつく。そしてほどよい甘さのあんこ。カリカリサクッ、しっとりふわっ、ほんのり甘味のハーモニー。なるほど、これはおいしい。

ちなみに、これまでで一番のお気に入りだったのは、下高井戸のたつみやのたいやき。ここの皮はカリカリパリッとした香ばしさが魅力。いつも行列ができている。