2009年は「形にする」

気がつけば、あと数十分で2008年も終わりです。
クリスマスの日に『文字講座』を責了して以降は、年賀状やら大掃除やら、年越しの準備で怒濤の日々。またたく間に日が過ぎてしまいました。

2008年も良い出会いに恵まれた一年でした。皆様に感謝です。ありがとうございました。

新しいことへの出会いがいろいろとあり、わくわくと胸がはずむ一方で、さまざまな分野に中途半端に首を突っ込むだけになる危険性も感じています。以前、恩師から聞いた
「なんでもしつこくなくちゃダメなのよ。
 やったことは手放しちゃダメなのよ!」
という言葉を、最近になってつくづく痛感しています。

その言葉を聞いた時、こんなふうに思ったんですね。

舌を巻くほどの豊富な知識、たくさんの著作、研究成果。
すべてが先生の血肉となり、形として残っているのは、ひとえにその「やったことは決して手放すものか」という「しつこさ」故なんだろうな。事を成すには、しつこくなくちゃダメなのだ。

自分がこれまで手放してきたものは、どれくらいあるのだろう。
冷めてしまったり、時間がとれなくなったり、理由はいろいろある。でもなにより「なんとしても形にする、モノにする」という思いが足りなかったんだろうなあ。

この文章を書いたのは1年半前のことです。けれどもそれ以降も、わたしには「なんとしても形にする」という意志がまだまだ足りなかったように思います。

だから2009年は「形にする」。これをテーマにしていきたいと思います。

2009年も、皆様どうぞよろしくお願いいたします。