文字の本を作っています。

早くも12月第一週が終わり……。
年末進行ということで、12月というのは例年バタバタするのですが、いくつかの仕事が佳境を迎えているというのは前のエントリーにも書いたとおり。そんな仕事のうちの一つが『文字講座』(誠文堂新光社刊/1月下旬発売予定)という書籍です。

「デザインとしての文字」、「知識としての文字」。
文字のことを知らずして、文字を使いこなすことはできない。
13人それぞれの文字への想い――文字の旅がはじまります。

……というわけで、タイプデザイナー、アートディレクター、グラフィックデザイナー、書体史研究者など、文字を愛してやまない13人の方々が文字へのこだわりをぞんぶんに語った講演集。以前、東洋美術学校で行われた連続講座の内容をまとめたもので、約260ページほどの本になる予定です。

わたしは一冊全体の構成・文を担当させていただいています。現在、再校が出始めたところ。どの講演からも「文字が好きだー!」という想いがあふれ出ていて、楽しいです。制作者の一人であり文章をまとめた本人でありながら、ゲラを前に最初の読者として楽しんでいたりして。おいおい、くわしい内容を明かしていきたいと思いますので、文字に興味のある/文字好きなみなさま、楽しみにお待ちくださいね。