文字は語る「駒井靖夫さんに聞く 手動写植の文字組み」

snow82008-03-13

DTPWORLD2008年4月号*1の連載企画「文字は語る」担当第10回では、手動写植オペレーターとして杉浦康平氏や鈴木一誌氏、戸田ツトム氏などの仕事を手がけこられた駒井靖夫さん*2の仕事場を訪ね、手動写植機を動かしていただきながら、その文字組みや文字についての考え方をインタビューしてきました。

私が印刷会社に就職したころはまだ写植の時代でしたが、会社にあったのは電算写植機。手動写植機を拝見するのは、実は今回が初めてでした。一文字一文字を配置する際、瞬時に込められる気づかい……。オペレーターの方の熟練した目と技があってこそ、生き生きと力強い文字組みが生まれているのだということを目の当たりにした取材でありました。

そうそう、手動写植機の横に置かれていた写研製の文字盤用整理棚。「サガサーヌ・ミニ」というネーミングに、思わず編集さんと目を合わせてニヤリ。すてきです。