武蔵大学 日東生のための縦横無尽のゼミガイド『ゼミのすすめ。』

ゼミのすすめ。表紙

約1年かけて進めてきたプロジェクトが、ようやく結実しました。
武蔵大学 日本・東アジア比較文化学科生のための縦横無尽のゼミガイド『ゼミのすすめ。』という冊子。恩師から依頼を受け、出身学科により元気になってもらうために、学生たちを巻き込みながら作り上げた冊子です。48ページ、オールカラー。とにかく「学生と一緒に考え、作る」という制作過程が大事だったので、なにかと大変でしたが、自分の出身学科をこんなふうに広く深く取材できたことは、とてもおもしろく興味深い体験でした。なにより、インタビュアーをつとめた学生たちが、先輩の話を聞くにつれ、うれしそうに顔を輝かせていく様子を見られたことがうれしかったです。
完成までの奮闘の様子はブログをどうぞ。
http://zeminosusume.blog53.fc2.com/
また、『ゼミのすすめ。』について詳しくはプレスリリースの文面をご覧ください。

※編集長として企画編集および取材執筆を手がけました。

                                                            武蔵大学 人文学部 日本・東アジア比較文化学科
在校生+卒業生+先生がプロ編集者と作った“究極のゼミ案内”
『ゼミのすすめ。-- Life with Seminar』を発行
                                                            

 武蔵大学人文学部 日本・東アジア比較文化学科はこのたび、2006年度「ゼミ革命(*1)」の集大成として、在校生、卒業生、教員、雑誌編集者が共同で編集制作を行った広報誌『ゼミのすすめ。--Life with Seminar』を発行しました。

 武蔵大学人文学部日本文化学科および比較文化学科の一部は2005年度に日本・東アジア比較文化学科(以下、日東)として再編され、新しいスタートを切りました。2年目にあたる2006年度からは「ゼミの武蔵にゼミ革命」という活動を学科独自に展開しています。「ゼミ革命」とは、1年生からゼミを履修でき、2年生以降は多ジャンルにわたる専門ゼミを好きな数だけ履修できるという環境のもと、ゼミを中心に卒論を練り上げてきた日東の伝統を再確認し、よりいっそう磨きをかけて、「ゼミ・卒論の日東」を学内外にアピールしていこうというものです。
 『ゼミのすすめ。--Life with Seminar』はゼミ革命の重要な柱の一つとして制作されました。

【主な目次】
1. 在校生インタビュー「ゼミのある生活」
 ・歌舞伎役者の服飾文化史を研究する3年生
 ・文学をテーマに卒論を書きつつ歴史など複数ジャンルのゼミを楽しむ4年生
2. ゼミの学び方を紹介する「CASE STUDY ゼミで学ぶ。」
 木ゼミ/実技ゼミ/霊異記ゼミ/比較幻想ゼミ/韓国語ゼミ/身体文化ゼミ/染色技法ゼミ
3. 卒業生インタビュー「わたしたちのゼミは続いている。」
 ・レコード会社ディレクター・博物館学芸員・中国の大学で教壇に立つ日本語教師・フリー編集&ライターの各卒業生が語る「ゼミで得たもの、いま役立っていること」
4. 日東のゼミ、全部見せます!「2007年度 全ゼミひとこと紹介/日東ゼミなんでもQ&A」
5. 卒業生に聞く「日東の魅力、ゼミの魅力」
6. 原稿用紙100枚の卒論が完成するまでの過程を解説「卒論メイキングストーリー」
7. 学生×先生 ゼミ★トークバトル!「人を? えるほどスゴイゼミを、どう作る?!」


【媒体概要】
2007年3月末発行・B5判・中綴じ・48ページ(カラー44ページ/1色4ページ)

【本誌の特徴】
日東の学生・院生×卒業生×教員×雑誌編集のプロがコラボレーションして編集制作を行ったこと。
フリーランス編集者として活動する卒業生が編集長を務めました。
● プロジェクトに関心のある人なら学科学年を問わず誰でも参加できる編集会議で企画を練り上げ、取材するゼミや卒業生・在校生を決めました。
● 卒業生、在校生へのインタビューでは「後輩が先輩を訪ねる」形をとり、後輩たちが日頃から抱いていた「ゼミで学んだことが将来にどう役立つのか」「ゼミや卒論にどう取り組んでいけばよいのか」などの率直な疑問を先輩たちにぶつけました。
● 取材、音声起こし、原稿執筆、校正など、編集制作のさまざまな作業に在校生、卒業生が自由に参加しました。
● 編集制作に参加した学生たちの声やその制作過程をブログ「武蔵大学 ゼミのすすめ。編集会議だより」にて公開してきました。http://zeminosusume.blog53.fc2.com/

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武蔵大学人文学部 日本・東アジア比較文化学科では2007年度も引き続き「ゼミ革命」『ゼミのすすめ。』プロジェクトに取り組み、ゼミのますますの活性化を図って、
1. 自ら調べ、自ら考える力
2. 伝える力、プレゼンテーション力
3. 問う力、答える力
4. 原稿用紙100枚を書く力
が身につくゼミを行ってまいります。

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*1「ゼミ革命」とは……
武蔵大学 日本・東アジア比較文化学科では、ゼミ力アップを最重要の課題として、2006年度から学科独自の改革「ゼミ革命」を実施しています。『ゼミのすすめ。』の刊行もその一環です。そのほかの主な活動として、50以上あるすべてのゼミを公開し誰もが参加できるようにする「オープンゼミ」(年2回開催)や、全ゼミが1年間を振り返って書く『ゼミ袋 2006総括集』の刊行があります。いずれはゼミの成果をそれぞれ『リポート集』として刊行したり、全学ゼミ大会で発表することも視野に入れています。

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武蔵大学概要 http://www.musashi.ac.jp/
1922年4月武蔵大学前身である旧制武蔵高等学校開校。1949年4月学制改革により武蔵大学(経済学部経済学科)開設。現在は、経済学部(経済学科/経営学科/金融学科)・人文学部英米比較文化学科/ヨーロッパ比較文化学科/日本・東アジア比較文化学科)・社会学部(社会学科/メディア社会学科)の3学部8学科からなる文系総合大学である。ゼミ教育に力をいれており、「ゼミの武蔵」として定評がある。学生数4,224人。

<本件に関する問合せ先>武蔵大学企画運営部企画・広報課