『イラストノート』創刊号 五味太郎さんインタビュー
イラストノート―描く人のためのメイキングマガジン (NO.1(2006)) (SEIBUNDO mook)
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2006/12
- メディア: ムック
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五味太郎さんは、かねてからそのお話をお聞きしてみたい、一度でいいからお会いしてみたい…と憧れてやまなかった方のお一人。9月半ばのある日、アトリエにお伺いし、撮影&取材へ。
「取材に来た人がいつも先生の手の中で転がされている。
取材クルーの思惑通りにはまず進まないと
思っていたほうがいい」
憧れの人にお会いするというのでただでさえ緊張モノなのに、事前にこんな感じでいろいろなエピソードを聞かされたものですから、当日はもう緊張しまくり。わたしなんかが本当にちゃんと五味さんのお話を引き出せるんだろうか…。考えれば考えるほど、心臓が破裂しそう。
取材開始時間より1時間も早く現地に到着し、コーヒーを飲んで気持ちを落ち着け、いざ出陣。
…夢のような時間でした…。
著書やインタビュー記事から感じていた通り、頭の回転のたいへん速い方でした。取材趣旨をすっと理解してくださり、五味さんが思うがままにお話されているようでいて、ちゃんとこちらが聞きたいことを話してくれている、ということにも感動。そして、「絵本やイラストレーションで生きていく」ということへの覚悟や、それを目指す人たちへの愛のある厳しい言葉。すてきすぎます…。
夢のような時間はあっという間に過ぎ去り、残るのは「原稿を書かなくては」という事実。五味太郎さんのかっこよさ、魅力を最大限引き出せるよう、うんうん唸りながら6ページにまとめました。
わたしが今回担当した五味太郎さんのページはインタビューが中心なのですが、ほかのページでは荒井良二さん、坂崎千春さん、井筒啓之さん、大塚いちおさん、寺田順三さん、清川あさみさんなどの人気イラストレーターさんたちが「描く過程」をばっちり見せてくれています。よかったらご覧くださいませ。