<職人の哲学>活字地金彫職人・清水金之助さんインタビュー

12/5発売の『人間会議』2006冬号で、活字地金彫職人の清水金之助さんを取材しました。連載「職人の哲学」第2回です。
http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/ningenkaigi/index.html#contents

活字地金彫とは、活字を鋳造するための父型を手彫りする技のこと。鉛と錫を配合した活字材のマッチ棒の先ほどのスペースに、下書きもせず文字を逆彫りしていくさまは、まさに神業。現在、日本でこの技術を持っているのは2〜3人という貴重な技、その作業の様子を、取材では実際に見せていただきました。御年84歳の清水さんの手さばき、そして彫り上がった活字の美しさにただただため息。修業時代から独立、そして現在に至るまでのお話もとても興味深かったです。

6ページの誌面では清水さんの技のすごさも人間の奥深さもとてもじゃないけど表しきれません。それでも、その一端を感じてもらえたらうれしいです。