『デザインノート No.8 ブックデザインの世界』

編集・ライターを担当している雑誌『デザインノートNo.8』が7月21日に発売されました。今回は「ブックデザイン特集」です。

SEIBUNDO MOOK デザインノート No.8

SEIBUNDO MOOK デザインノート No.8

http://design-note.jp/

今回わたしが担当したのは次の記事。

以上、計30ページ。

さて、まずは祖父江さん。対談は、作品の半分くらいを祖父江さんにデザインしてもらっている戦車さんに、日頃から祖父江さんのデザインのことをどう思っているのか、文句も含めて本音トークしていただこくという企画です。互いの思いの丈をぞんぶんにぶつけあっていただいた対談、よかったらぜひご覧ください。しかも今回、読者プレゼントとして祖父江さん&戦車さんがイラストつきサイン本(殴るぞ9巻)を提供していただいています(激レア!)。
殴るぞ! 9 (ビッグコミックススペシャル)


祖父江さんの「作品メイキング」で今回取り上げたのは、は楳図かずお著『猫目小僧』。これがまたすっごくかっこよく素晴らしくめちゃくちゃな本なんです。コズフィッシュさんの担当デザイナーさんや小学館の担当編集者さんや印刷会社の方々のコメントも交え、かなり詳しく(しつこく)、制作過程を追いかけました。
猫目小僧 1 (ビッグコミックススペシャル) 猫目小僧 2 (ビッグコミックススペシャル)


次なる坂川栄治さん。サービス精神旺盛で、お話がとてもおもしろい。そして広尾の白い洋館風オフィスのインテリアの素晴らしさは必見です。
遠別少年


そして、松田行正さん。カラーページで松田さんの装幀作品をたっぷり紹介したほか、どのようなワークフローでブックデザインが作り上げられているのかを丁寧に解説していただきました。
眼の冒険 デザインの道具箱


お三方の共通点は、仕事の話をするとき「少年の目」になること。控えめなんだけれど対象に対する深い愛情がほとばしっていて、話し始めると止まらない。そういう方のお話を聞くのは本当に楽しいですね。 今回の『デザインノート』は、これまでで一番苦労しましたが、これまでで一番楽しんで作った号かもしれません。